ドゥテルテ政権により変わりゆくフィリピン:田舎者外人視点

私、佐々木綾子は、日本では、約20年間看護師として医療現場で勤務していました。

最前線日本医療の裏には、超高齢化社会や核家族の増加による孤独最前線日本の医療に絶望した事もあります

日本医療現場の真実

 

2011年、当時4歳の息子と共にフィリピン セブ島に移住してきました。

そして、貧国にて医療が受ける事ができないと言うフィリピンの医療の現状 また、フィリピン人と日本人の幸福感の違い、家族感の違い、死生観の違いに衝撃を受けました。

フィリピンと日本の死生観の違い

フィリピン医療現場の真実

 

現在、私は、フィリピンセブ島より、約4時間車を走らせた田舎で地元住民達と暮らしています。

私は、日本でもフィリピンでも政治や宗教には、一切興味がありません。

フィリピンの田舎に暮らす私の小さな世界から見た、変わり行くフィリピンについての私の独断的見解を述べます。

 

2016年、ドゥテルテ氏がフィリピン大統領に就任しました。彼が大統領に就任した直後より、麻薬撲滅戦争と称し、法的殺人として多くの麻薬関係者の死体がフィリピン中に転がりました。

また、多くの政治家や資産家が、麻薬や腐敗政治に関係しているとして、暗殺もしくは逮捕されました。

 

現在、多くの外資系企業のフィリピン参入もあり、フィリピン経済はうなぎ登りに上昇しています。フィリピン各地で建設ブームでもあります。それに伴い物価は上昇しています。

 

インフレによる経済格差により都市部では、ドゥテルテ離れも囁かれています。

しかし、今も尚、ドゥテルテ大統領は高い支持率を確保しています。

 

なぜでしょうか?

私は、フィリピンセブ島から、4〜5時間離れた田舎に住んでいます。

地域の人たちと地域に入り込んだ生活をしています。

山で野菜を育て、海で魚を取り、ココナッツの木から作った自家製ココナッツワインを飲みながらブログを書くと言う生活です。

 

私には、フィリピン都市部に生活する有権者や大富豪とのプライベートな付き合いはあまりありませんが、一般階級と呼ばれるフィリピン人や、田舎に住むローカルフィリピン人と呼ばれる人達との交流を楽しんでいます。

 

その、フィリピン田舎暮らしの私の視点で、変わりゆくフィリピンについて述べます。

 

セブの田舎では、2015年末から開始された大統領選挙中に配られたドテルテ大統領のポスターが未だに村中に提示されています。

多くの人は、ドゥテルテ大統領の名前が書かれたTシャツを着ています。

 

セブ島の私の住む田舎では、ほとんどカトリック信者です。

イエス、キリストの子供の頃の名前であるサントニーニョと呼ばれる人形や絵画を自宅の神棚に飾っています。

その隣にドゥテルテ大統領のポストカードを飾っている家庭も多くあるのです。

 

田舎では、ドゥテルテ大統領は神と同じような存在で崇められているのです。

 

田舎のほとんどの家では、自宅にテレビはありません。

少し、裕福の家庭にテレビをみるために集まるのです。

私の田舎の自宅にも、テレビを見せて欲しいと多くの人が集まります。

また、町役場では、住民が視聴できるテレビとWIFI が無料で開放がされているのです、そこに、多くの村民達が集まるのです。

 

村民達の見たい番組は、世界中に有名なフィリピン人ボクサーであるパッキャオの試合もしくは、ドゥテルテ大統領の出演しているテレビ番組です。

 

私の観察によると、フィリピン経済成長に伴うインフレは、田舎に住む住民には、ほとんど影響がないようです。

 

その理由は、彼らは、衣食住には困っていないからであります。

フィリピン田舎には、山があります。山では多くの芋や野菜が収穫できます。そして、そこには、豚や鳥が家畜されています。

海があります。海から多くの魚介類が収穫できるのです。地元で収穫された食材は、地元の市場で低価で販売されています。もしくは、山の幸と海の幸の物々交換もされているのです。

衣服は、日本や韓国等からの古着が、10php(20円)単位で販売されているのです。日本、韓国からの古着は素材もいいのです。

田舎の暮らしの中では、化粧品など必要ありません。少し裕福な人が趣味として化粧をする程度でしょう。最新ファッションも、キラキラ貴金属も必要がないのです。

 

ただ、彼らにとって一番の問題は、小さなお金がないとう事です。

それは、いざ、家族が病気をした時に病院に支払う資金がない。

公立学校は無料でありますが、教科書やノートを買うお金がないと言うものです。

しかし、2016年、大統領に就任したドゥテルテ大統領の政策により、60歳以上のシニアは、公立病院での治療が無料となったのです。

また、私の住む田舎では(他の地域はわかりませんが)60歳以上のシニアに月1500php(約3500円)と、お米や缶詰等の食材が支給されるのです。それは、仕事を持たなかった人の最低限度の支給額であります。長年会社勤務していた人にはSSSと言う年金が追加されて支払われるのです。

そして、以前まで、五人くらいで一冊の教科書しかなかったフィリピンの公立学校には、ひとりずつに教科書が与えられたのです。

 

ローカルフィリピン人によると、政治家の汚職に使われていたお金が、社会福祉に回されたからだと言う事でした。

 

フィリピンの田舎では、それだけで十分暮らしていけるのです。

田舎の各町役場では、WIFIやテレビが公開されています。そこで、情報を得られるのです。

 

また、フィリピン全土にシャブと呼ばれる麻薬が満悦していました。

ドゥテルテ大統領の麻薬撲滅戦争によって、多くの麻薬関係者が暗殺されました。多くの貧困層の麻薬使用者の暗殺に非難の声が高まり報道されていました。

 

そして、麻薬撲滅戦争によって、麻薬の価格は上昇していきました。マニラやセブなどの都市部では、それでも麻薬を手に入れるルートはあるでしょう。しかし、フィリピンの田舎まで麻薬が回ってくることは困難となったのです。

 

家族の中の一人でも麻薬を使用している事で、経済的にも精神的にも家族が不幸になってしまいます。

 

例えば、父親が収入を麻薬の購入に使う、麻薬のせいで暴力を振るうと、その妻や子供達は、“世の中に麻薬なんてなくなればいい“と願うでしょう。

 

子供が麻薬に染まると親は “お願いだから世界から麻薬がなくなって‘欲しい”と思うでしょう。

 

まさに、フィリピン田舎では、麻薬はもう、欲しくても手に入りにくい物になったのです。

 

しかし、その反面、ドゥテルテ大統領が掲げた、麻薬撲滅戦争にて多くの暗殺者(ヒットマン)が生まれました。

日本人による日本人暗殺事件も起こっています。毎日のように暗殺事件の報道が流れています。

小さな町、セブ島だけでも、2017年2月から8月までの半年間だけで、銃による暗殺事件の統計は100件を超えています。

この事は、ドゥテルテ政権の麻薬撲滅のために掲げた法的殺人のマイナス効果だったのでしょう。

また、ドゥテルテ大統領によって整備された社会保障にも及ばない勢で、都市部のインフラは進んでいます。都市部では、経済格差の問題が常に報道されています。

 

しかし、それでも尚、ドゥテルテ大統領の支持率が高いのは、都市部で住む人と、都市部以外で住む国民の人口比列にも関連するのでしょう。

 

今度の、フィリピンの動向に興味津々です。

 

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