25. フィリピン治安の真実

フィリピンの安全事情

フィリピンで、日本人を含む外国人相手にビジネスを展開する観光業会や語学学校、そして観光客や留学生を送客する旅行斡旋業者や留学斡旋業社は、フィリピンの安全を主張しています。

また、ニュースで流れる残虐な事件はマニラで起こっている。マニラは危険だが(私達が営業する)セブ島は安全だ。セブ島は危険だがセブ島より田舎の(私達が営業する)マクタン島は安全だ。マニラ、セブなどの都会は危険だが(私達が営業する)ドマゲッティは安全だと自己が営業する地域の安全を主張する営業合戦も繰り広げられています。

 

本当にフィリピンは安全なのでしょうか?

 

 2015年、フィリピン大統領に就任したドテルテ大統領による麻薬撲滅戦争にて、何千人とも言われる麻薬関係者の死体がフィリピン中に転がりました。

何万人という麻薬売人が警察に自首しました。そして、刑務所は受刑者で溢れたというニュースは日本でも流れました。

フィリピンのメディアも日本のメディアも報道される死者の数は様々であります。

それは、麻薬関係者の銃殺はドテルテ大統領の配下である警察や政府関係機関だけではないからなのです。

 

麻薬関係者は銃殺されることを恐れ警察に自首していきます。彼らの事情聴取から芋づる式に麻薬の密売元や、麻薬密売に関わった関係者達が逮捕もしくは銃殺されました。

麻薬密売人に警察官や政府関係者、市長に大物政治家の名前も上がってきました。

大元の密売者や関係者たちは、自分達の身を守るために口封じに麻薬関係者を、ヒットマンを使って射殺するのです。

死者の数がメディアによって違うのは、警察によって殺害された麻薬関係者と口封じのために殺害された麻薬関係者の区別がつかないからなのです。

 

とにかく、それだけ多くの麻薬関係者が存在するのです。そして、麻薬使用者はその何百倍も存在するということが想像されます。また、麻薬の入手や麻薬使用者による犯罪が多いことも連想されるでしょう。

 

安全はリスクマネージメントにより確保される

フィリピンでの安全、特に外国人の安全は、お金と危機管理マネージメント(リスクマネージメント)によって確保されていると言っても過言ではありません。

それは、フィリピンの語学学校でも同じです。そして、それはフィリピンに限らず、自国ではない国、海外すべてにいえることだと考えます。

危機管理マネージメント(リスクマネージメント)とは、どこにどういう危険性があるのかイメージし、アンテナを張り巡らせ情報をキャッチし、事前に事故や事件が起こる危険性を回避するための整備と根回し行っていくのであります。

ビジネスについて私は経験も知識もありません。

私はそれを16年にも及ぶ医療業界で学びました。

投薬の間違いや患者の名前の間違い等の医療事故は人命をも左右するのです。そのため、私達医療関係者が働く環境の中に、どんな場面でどのような医療事故が起こる危険性があるのか、常にアンテナを張り巡らせ、そしてそれを分析し事故が回避できる環境を整えるのです。

 

BAYSIDE ENGLISH CEBUの、二つのキャンパス。RPCキャンパスとプレミアムキャンパス。両キャンパス共に外部からの侵入を防ぐため高い塀で囲まれ警備員を常駐させています。

プレミアムキャンパスは、小規模キャンパスであり20歳以上の大人留学対象のキャンパスであります。学生は成人であり自己責任で行動できます。学生の行動による危険のリスクはさほどありません。そして、周りには高級リゾートホテルが立ち並日ます。環境的にもさほど心配ないでしょう。

それでも海に面した部分は開放されています。海からの侵入の危険性もあるのです。そのため、海に面したところに警備塔を立てました。そして、警備員を常に常駐させ海からの侵入に注意を集中させるのです。

 

問題は、RPCキャンパスでありました。RPCキャンパスの敷地は、6500坪と広大です。

すべてに目が届かないのです。大きなプールもあります。そして、学生は子供、親子と若者が多いのです。

子供がプールで溺れる危険、校庭で転んで怪我をする危険等もイメージされるのです。

子供が多くなるピーク時期にはセキュリティガードを10人以上設置しました。プールにはライフガードを設置。

それでも、セキュリティガードやライフガードが目を離してしまう可能性もあるのです。自転車で校内を見回りセキュリティガードが目を離していないか、眠っていないかをチェックしていくローミングガードによる巡回も義務付けました。

学生寮を取り巻くコンクリートの歩道には、時には苔が生えてきます。子供が足を滑らせる原因にもなりかねないのです。

クリーナー達は、コンクリートに生えた苔はただちにブラシをかけ除去をするのです。

これらは、私は指示をするだけです。

アコモデーション部門兼、裏の仕事リーダーであるフィリピン人の指揮により、クリーナーさん達(掃除婦)や、メンテナンスさん達(施設管理)、セキュリティガード達(防犯)等の多くのフィリピン人が裏方となり学生の安全のためのアンテナを張り巡らせ働いているのです。

 

そして、危険察知のアンテナは、校内だけではありません。若い学生の中でには活発な者もいます。

一歩学校の外に出れば、現地ではスタンバイと呼ばれる麻薬売人や麻薬使用者がウロウロしているのです

中には、ギラギラした焦点のあってないような目をした者もいます。麻薬使用者であります。

それはRPCキャンパスの周りだけにではありません。フィリピン全体に言えることなのです。

 

学生達を麻薬の誘惑から守るためには地域社会と連携していかなけれいけません。

学校外の危機管理については、RPCキャンパスに併設する現地私立学校Regent Pacific Collegeの韓国人オーナーであるミスター金と連携し、地域の有権者の子供達をRegent Pacific College にスカーラーシップ学生(授業費免除学生)として入学させるのです。

授業費や教材費用はRegent Pacific College とBAYSIDE ENGLISH CEBUで折半します。

そして、地域を含めて学校を守ってもらうのです。学校周囲で事件や学生が事件に巻き込まれる危険性がある場合には、地域からの情報が入るようになるのです。

例えば、OOの場所には、麻薬使用者が多い。そこを日本人学生がウロウロしていた等の情報が入るのです。

また、地域にはボランガイタノンという町の警察がいます。学生の出入りが多い夕方6時頃にはボランガイタノンに学校前と学校周囲の巡回を依頼します。

そのためには、ボランガイ(町役場)やボランガイキャプテン(町長)と、友好関係を築いていかなくてはならない。時には差し入れを持っていく等の根回しも必要なのです。

 

BAYSIDE ENGLISH CENU は、毎年8月15日に盛大な創立記念パーティを行っていました。地域を練り回るパレードが恒例となっているのです。

事前に学生が練り歩くすべての町のボランガイキャプテン(町長)に差し入れを持って挨拶に行くのです。そして、パレードが通過するすべての町の道路にボランガイタノン(町警察)を配備させるのです。パレードの許可を取り、タスクフォースポリスと呼ばれるアシスタント警察が学生のパレードの周りの警備を固めるのです。

パレードは、表向きは華やかではありますが、その裏では多くのフィリピン人達が学生を守るために働いているのです。

気の小さい経営者の私にとって、華やかなパーティは楽しいものではありませんでした。常に危険回避のアンテナを張り巡らせヒヤヒヤ、ドキドキしていたのですから。

 

フィリピンには現在、多くの語学学校があります。私は、表に出る自信がなかったため裏方に徹しました。

しかし、フィリピンの語学学校では広告塔になっているオーナーも多くいます。

一見華やかに見える彼達の裏には、学生の安全を支える多くのフィリピン人達を固めているのです。

だからこそ、フィリピン留学では大きな事件や事故もなく留学生たちの安全が確保されているのです。

フィリピンの安全事情

 


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