フィリピンで建設:厳しいフィリピン環境省(DENR)

〜殺されたフィリピン保護命令下のモラビの木とNBI捜査〜

学校の校庭の真ん中に存在していた大きなモラビの木は樹齢100年以上ではないかと想像できる大きく立派な木でした。きっと、生きていたら子供達の憩いの場になったでしょう。

厳しいフィリピン環境省(DENR)

2012年から、私はフィリピンで3件、私の個人の海辺のゲストハウスの建設を含めると4件の建物の建設をしてきました。

フィリピンで建物を建設するにあたり、まずは、設計士が作成した建設図面にしたがって建設許可証を取得します。この建設許可証についても、多くの監査があり困難なものですが、建設許可証(ビルディングパーミット)については、また後日述べます。

建設許可証と同時に2016年から規制強化された環境省の許可証の取得は必須です。

2016年、私は当時経営していた語学学校の海辺の学生寮建設と、別件で1、2ヘクタールの土地を購入し4階建学校建設を開始しました。

建設を始めるにあたり、建設許可証、環境許可証を取得します。

海辺の学生寮のフィリピン環境省(DENR)許可証

ドテルテ氏が大統領に就任した2016年に環境省の認可が厳しくなりました。(以前から認可が存在していたのかは不明です)

環境省認可取得のために、フィリピン環境省による監査があります。

環境省(DENR)は、フィリピンの環境破壊を防止し環境を守る役割の組織らしいです。

監査では、海辺の学生寮建設に対して、海辺の植樹等の指導がありました。また、海辺に建物を建設するに当たっては、海辺より10M離れた土地に建物を建設しなくてはいけません。DENRの指導に基づいて工事が開始されました。

海を使用したビジネスであれば、別の環境省認可申請も必要となってきます。

当時、私が経営していたのは語学学校でしたので、海を使用してのビジネスではありませんでした。しかし、私達の学校前の海は、私の友人であるダイビングショップへ海の使用を許可していました。

その事によりフィリピン環境省認可の海を使うビジネス許可の取得がなければ許可証の発行はできないとの指導があり、ダイビングショップへ海の使用ができない事を伝え申し訳なかったのですが、そのダイビングショップに去って頂きました。

2016年、フィリピン環境省認可規定が強化された事にて営業に支障をきたしたダイビングショップが多くあったのではないでしょうか?

1、2ヘクタールの土地の学校建設への環境省認可証

2014年から2015年にかけて、私達は1、2ヘクタールの土地を購入し、学校建設を計画しました。

建設工事をはじめる為には、フィリピン環境省の認可は必須です。申請後すぐに、環境省の監査がありました。

1、2ヘクタールの土地の中には何本かのモラビと言う名のフィリピンで保護されている大きな木がありました。

2016年、フィリピン環境省の監査にて、7本のモラビの木の保護命令が出され、無事にフィリピン環境省認可を受けました。

ところが、ある事件に巻き込まれ私達は、約1年間以上の間、私達の建設中の学校から離れていました。そして、2018年9月に学校に戻ると環境省から保護命令が’出ていた7本のモラビの木は見事に伐採され一部は燃やされていました。

特に学校の校庭の真ん中に存在していた大きなモラビの木は樹齢100年以上ではないかと想像できる大きく立派な木でした。きっと生きていたら子供達の憩いの場になったでしょう。

私達はすぐにフィリピン環境省に報告し環境省とNBI という警察組織による捜査が開始されました。

フィリピン環境省 (DENR) とは、

余談となりますが、環境省(DENR)は、フィリピンの環境破壊を防止し環境を守る役割の組織らしいです。

フィリピンには、第2次世界大戦時に日本軍人が金貨を埋めたという黄金伝説が存在します。そして、それを発掘しようとフィリピン各地を金貨発掘の為に掘る人が後を絶えません。

あの激戦時代に日本軍人が金貨を埋める余裕なんてないだろうと日本人なら普通考えるでしょう。

しかしながら、日本人がフィリピン人を雇い金貨発掘の為に穴を掘ったとして、フィリピンDENRよりフィリピン警察組織NBIに逮捕された事件も数件あります。

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また、2016年、フィリピン最大の観光地ボラカイ島は環境保護目的にて、このフィリピン環境省 DENR によって半年以上に渡って閉鎖に追い込まれました。

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フィリピン政府機関である環境省(DENR)は、政治もNBIをも動かせる程の大きな力を持っています。

NBIとは、アメリカのFBIと同じような組織形態であり、裁判所命令がなくても逮捕権を有する警察組織です。

 

私はドテルテ派の政治家である友人に招かれたパーティにて、ドテルテ大統領配下のフィリピン環境省のトップとボラカイ島閉鎖の弁護団と時間を共にする機会がありました。

フィリピン人によると、凄いVPIらしいのですが、、、日本人の私には、正直よく解らなかったです。ただ、フィリピン最大のリゾートであるボラカイ島閉鎖に当たっての彼らの話の凄まじさに圧倒させられました。

まるで、映画の中の世界のようでした。

これもまた、TIP “This is Philippines “でした。

 

殺されてしまった7本のモラビの木

話は、私達の1、2ヘクタールの土地のフィリピン保護下モラビの木の不法伐採捜査に戻します。

NBI (警察機関)より、私達への事情聴取および学校近くの住人や、学校工事関係者への聞き込み捜査が行われました。捜査の結果、私達によって保護命令下の7本のモラビの木が伐採されたのではないと言う事は証明されました。しかしながら、土地の権利者である私達の管理不足として、多額なペナルティーをフィリピン環境省に支払う羽目となりました。

現在、7本のモラビの木を伐採した人物と、それを指示した人物には、NBIのメスが入っています。

フィリピンで建設をするにあたり、フィリピンの環境保護をするDENRの認可や指示は遵守しなくてはなりません。

フィリピンで土地を購入、建設またはビジネスを展開する場合、フィリピンの法律を周知し遵守する事は必須です。

その為には、フィリピンの法律を勉強する事、もしくはフィリピンの法律を周知した現地弁護士と良好な関係を持つ事は重要です。

でなければ、大穴を掘っちゃた。木を切っちゃた。で、逮捕されちゃう事になってしまいます。

 

 

(殺されたモラビの木)

 

 

 

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