フィリピンで建設:パッキャオ式建設法

フィリピンの建設作業員

2012年から、私はフィリピンで3件、私の個人の海辺のゲストハウスの建設を含めると4件の建物の建設をしてきました。

私は建築家でもないのですが、なぜか、建設ばかりをする羽目になってしまいました。

それは、どうでもいいのですが、、、

なんと言いましょいうか?フィリピンの建設作業員達は、だらだらと仕事しているように見受けられました。また、休憩時間の多いこと。フィリピンの建設が遅れる訳です。

それには、理由があります。

仕事を得るのが難しいフィリピンでは、どうにか仕事を長期間続けたいのです。そのため、皆ゆっくりと時間をかけて仕事をします。仕事のある間は日給を得ることができるからです。それは家族を守るためでもあります。

地域のマンパワーを使った建設

フィリピンに巨大新学校を建設する。2016年、私達は1、2ヘクタール(約3500坪)の土地を購入し学校建設に取り組みました。

まずは、不法侵入者を防止する為、そして、開校後の学生の安全の為に土地を高い塀で囲むことから開始しました。

購入した土地に塀を作るにも許可証が必要です。フェンシングパーミットです。全ての工事は許可を得て始まります。塀の工事は、地元トラシクル、トラシカル(自転車にサイドーカーがついたもの)ドライバーたちを集めました。

塀を作る工事自体は単純作業です。

しかし、多くのマンパワーが必要です。

マンパワー豊富なフィリピンでは人を集めるのは難しいことではありません。

フィリピン人にとって、仕事が得られると言う事は最大の喜びです。

そして、地元との交流を深めることもできます。

こんなに、一石二丁なことはありません。

 

町の市長も建設作業員雇用を助けて頂きました。市長の名で作業員を集めるのです。

100人以上の住民に仕事を与えたことは市長の株も上がります。そしてその株は市長選に多く貢献するでしょう。

私達 、地元住民、市長すべてに有利に働くのです。

WINーWIN関係ができます。

パッキャオ式建設法

学校を取り囲む塀の建設には、パッキャオスタイルを適応しました。

パッキャオというのは、世界的に有名なフィリピンを代表するプロボクサーです。

彼は、ボクシング選手以外に政治家としても活躍しています。そして多くのビジネスを持ちマニラを中心にビルも多く建設しています。

その建築に関して彼は独自の方法を取っています。

日本でもそうですが、労働法によって最低賃金の規定があります。

それは、地域によって相違があるのですが、私達の学校が位置する、セブ州ではその当時の労働法に定められた最低賃金の日給は約350ペソ(役770円/ 8時間)でした。

パキャオスタイルというのは、日給計算しない出来高計算で給与を支払います。

仕事を得るのが難しいフィリピンでは、どうにか仕事を長期間続けたいのです。そのため、皆ゆっくりと時間をかけて仕事をします。

仕事のある間は日給を得ることができるからです。

それは家族を守るためでもあるのです。

 

パッキャオスタイルというのは、ゴールを決めます。

ここまでの仕事でOO円の収入というゴールを設定します。

 

学校を取り囲む塀には1メートル間隔で支柱を立てます。支柱から支柱の1区間を仕上げれば5000ペソ(1万2千円)という給与形態にします。

そして5人くらいでグループを作り各グループにリーダーを置きます。

早く多く仕上げたグループの収入は必然的に多くなるのです。

グループ同士の競争心理が働くのです。

時間に縛られることもなくダラダラ働くこともありません。

 

時間はお金になるからです。

 

もちろん、私達の配下の作業員たちが作業の監視をします。

材料は私達より準備するのでごまかしようがありません。

そして、ビックリするようなくらい早く建設が進むのです。

 

感情の国フィリピン

雇用するフォリピン人の状況や心理を読む事、考える事は大切な事ですね。

 

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